- 投稿
- オーストラリア暮らし

オーストラリアでは、ちょっとしたアクセサリーが安いのですが、そういった普通のアクセサリーのほかに、日本に比べて純銀(シルバー925)が豊富に出回っています。純銀や金はアレルギーのある人にとってこれしかつけられない、という(私がそう)貴重な金属。普段は高価でも半額セールをやっている時もあるので、安く買えるという利点があるのですが、反面、気をつけないといけないことも。今回は、オーストラリアで指輪を買った場合の注意点についてです。
半額だと結構な安価でダイヤの指輪が買えてしまう?
筆者の夢子、独身です。同じく、独身のアラフォー、オーストラリアの永住権ありの友人が、三週間、こちらに滞在していました。その際に何をトチ狂ったのか、突如「ダイヤの指輪が欲しい」と言い出し、オーストラリアの宝石店の一つ、Proudの各店を根性で周りながら、全店半額セール中に、ダイヤの指輪をご購入になりました。
半額だと、0.01カラット?ぐらいのダイヤの指輪が200ドルぐらいで買えたようです。
自分で指輪を買うなんて悲しい気持ちになりそうだけど、もうアラフォーだし、指に気に入った指輪をつけたい。それがホンモノのダイヤなら輝きが違うし、なおよし。日本では、ダイヤの指輪はそんなに安く買えない。
しかし、ここで落とし穴?が。
オーストラリアの宝石店で指輪を買う場合の注意点。
そうなんです。
オーストラリアのProudで売っている指輪は、金は金でも9金。
日本では、ほとんどの宝石店で取り扱っている指輪は金なら18金以上だと思います。
たまに、通販などで14金などというものがちらほらある程度。
はい、もちろん、数字が大きいほど価値は高いわけですね。
で、こちらの指輪は、14よりさらに金の含有量が少ない、9金です。
・・・・。
見た目でも、違いはすぐわかると思います。
ダイヤはホンモノであっても、金属の質感が、18金の輝きとは明らかに違う。
しかも、それだけではないんです。
実は、見たらすぐわかるとは思いますが、結構普通に、人工ルビーや人工サファイヤを使ったアクセサリーを売っています。(宝石店なのに!)
ちゃんと、「シンセティック」と書いてはありますし、見た目がルビーやサファイヤ、エメラルドの割にものすごく透明感があるのですぐわかります。
しかし、アメジストやダイヤ、アクアマリンなどの宝石はちゃんとしたホンモノを使っている場合が多いです。
次に、困るのが、サイズ直し。
私の友人は指が細く、オーストラリアでの指輪のサイズからすると、最小か最小から二番目のJというサイズだといわれました。
そう、指輪がアルファベット表記なんですね。
まあ、サイズは換算表があるだろうから、それはいいとして…。
問題は、大体が、日本人の平均よりは大きめに作ってある?ということでしょうか。
普通、日本では、サイズ直しはその店で買えば無料のはずですが、オーストラリアは普通に有料。
しかも、日本でも同じなのかも知れないのですが、オーストラリアでサイズ直しは基本、上下3サイズしかできないそう。また、職人が常駐してはいないので、サイズ直しにはそこそこの時間がかかるとのこと。(それでも三日ぐらいです)
これを聞いた友人、もう帰国が迫っていたため、「じゃあ日本でやります」とそのままご購入、お持ち帰り。
そして、日本に帰って初めて、サイズ直しの壁にぶち当たることになるのでした。
というのは・・・
日本には、そもそも9金のアクセサーなど取り扱いが、ない。

いや、でも聞いたことないよね考えたら。
よって職人もなれておらず、壊してしまったらことなので、とにべもなくサイズ直しをお断りされるという事態になってしまいました。
友人は仕方なく、その指輪を国際郵便で送り、またこちらに送り返してもらう手はずを整えるそうです。
ネットで見ると、9金の指輪をサイズ直ししてくれる職人中の職人が見つかるのですが、
蛇の道は蛇、やはりオーストラリアでやってもらうのが一番かな、との決断のようでした。
1.オーストラリアの宝石店では、金の含有量が18金でなく9金のものがある
2.たまに人工石を使っているものがある
3.サイズ直しに時間がかかる
4.サイズ直しは上下3サイズまで
5.日本で9金のサイズ直しができる職人さんが非常に少ない
というわけで、半額セールにあたれば安く買えるし、ダイヤ自体はホンモノで、見た目も綺麗だったりするんですが、
後々、日本に持ち帰ってサイズ直しをしようしても、「海外のもので9金なんてやらない」と言われてしまうことが結構ある、というお話でした。
え?9金なんてそもそも眼中にない?
は、失礼致しました。
というわけで、お読みいただき、ありがとうございました!