こんな人が留学に来ていました。アラフォー語学留学の実態とは1

こんにちは、オーストラリアに十数年住んでいるアラフィフの筆者です。

先日、留学エージェントの人から「あなたが留学に来た時に比べて、最近の人たちは格段に気軽に留学に来ていますよ」と言われました。

今では40代でも学生ビザの人もいますものね。私が来た時は三十代前半の私が一番年長ぐらいでした。今回は、そんな私が出会った、語学留学時代の年長組の人たちについてです。

 

ハードルが格段に低くなった語学留学だけど、十数年前は結構大変だった。

 

そりゃ、昨今ではネットの発達で、エージェントが発信するものでない、実録型の情報が過多ともいえるほど溢れてていて、先人の知恵を存分に活かしつつ、ほぼ何のトラブルもなくワーホリや留学に来られますもの。

 

十数年前はやっぱりそこそこ大変でした。

 

皆、日本で代理店にアレンジしてもらって、来ることがほとんど。

そもそも現地の英語学校と直でやり取りできるぐらいなら、英語の勉強しに海外まで来ないですよね。

 

まだまだファックスで海外とやり取りしたりしていた時代。

海外送金で、当時のレートがいくらとか。

(これは今もやっているのかな?)

 

学生ビザの取得だって自分達だけでやるのは非常に難しかったです。

 

今はオンラインで申請できますし、グーグルが翻訳してくれたりもするし。

 

今なら住む場所だってAir BNB などでとりあえず来てみるというのができる時代。現地留学エージェントは無料でなんでも手配してくれます。

 

でも十数年前、2000年ぐらいの時からしばらくは、留学サポート費用20数万円を払うなんて普通でした。私は手配料を4万ちょっとでやってくれる代理店を見つけてラッキーだなぐらいに思っていました。

 

ちなみに、オーストラリア留学なのに、海外障害保険加入を勧められておかしいなと思ったのは、後になってからのこと。

オーストラリアは一応国民皆健康保険で、学生ビザの人は学生ビザ専用の保険加入が強制加入です。留学費用に込みで入ってくるので、病気・怪我についてならこれでまかなえるはず。盗難とかの保険が必要なら、任意で入るしかないですがね。

 

次に、やっと本題ですが、当時、私より年上だった二人の語学留学生さんのうちの一人、既婚子持ち女性さんのお話です。

 

 

私が出会った当時三十半ばの留学生さんは、既婚で子連れで留学されていた。

 

借りにNさんとします。

Nさんは見かけが大学生(笑)なぐらい美魔女(三十代半ばで美魔女は失礼か?)。

お子さん二人を連れて、旦那さんは日本で、せっせと生活費を送ってくれていたという恵まれた人。

 

実は、Nさんのおばさんがオーストラリアに永住されていたので、おばさんを頼って来たとのことでした。

 

「本当は初めは子供を置いていきたかった」

というのがNさんの最初の弁。

 

日本での主婦としての何不自由ない生活が、息苦しくてしょうがなかった、とのこと。

 

日本の大都市にお住まいだったので、ド田舎の話ではありません。

 

旦那さんは超お金もちです、ちなみに。

 

そのためか、彼女は教養もあり、力もあるのに働くことを禁止されていたそうです。
ちょっと時代を感じますかね?

 

子供を産んだら張り合いが出るよといわれたけど、一人産んでも、二人産んでも、心の空虚さは変わらない。

 

そう思っているうちに、彼女は病に襲われて入院を余儀なくされました。

 

私が出会ったときには既に完治されていたのですが、脳腫瘍ができて、手術をし、一命を取り留めた時に、

「自分のやりたいことをやろう、させてください」と家族一族皆にお願いして、オーストラリアに来たんだそうです。

 

英語なんか全然、関係ない人生を歩んできて、いきなり三十代半ばから英語の勉強。

 

オンライン英会話もない時代、英会話の教材が何十万しても不思議でなかった時代の話。

 

 

英語がわからないのに、英語がわかる永住のおばさんの助けなしに家探し。

 

なぜかわからないのですが、Nさんのおばさんは色々助けてくれた割に、家探しに関して全然ノータッチだったそう。

 

仕方なく不動産屋さんを自分で回る日々、通訳もなし。

その時のNさんは家探しのポイントをおばさんに聞いて、自分で「こういうのでお願いします」という表のようなものを英語で事前に作成し、言わないといけないことは(言葉で言えないので)事前に辞書などで調べた英文を書いておき、

 

不動産やさんのドアを叩いてその紙一枚をぺらっと見せて、内見を何軒もさせてもらい、家を決めたんだそう。

 

実は私も一度、Nさんのおばさんに、シェア探しを手伝ってもらったことがあったのですが、そのとき、Nさんは「私には全然手伝ってくれなかったのになんで!?夢子さん(筆者のことです)は私より英語うまいの、おばさん知らないの!?」と

怒っていらっしゃいました。

 

いや、私はそんなに英語うまくなかったですよ、誤解です…。

 

私もそんな事情は知らなかったので、素直に手伝ってもらったことを喜んで報告しただけだったんですけれども…。シェアハウス探しの方が格段に楽だから、おばさんはついてきてくれたのかも?です。

 

昔は今とまた事情が違って、賃貸物件は不動産やに行き、鍵をもらって自由に見てもいい、そんなことがありました。

 

今は不動産やさんが内見の日時を決めていて、それをウエブサイトで確認し、みんなが押し寄せる、そんなイメージ。なので何軒見に行って申込書を出してもなかなか決まらないということも多いです。

 

しかし、これも時代によって全然事情が変わるようで、友人によると、最近では高額物件の空き室率が高くなって、賃貸料が下がってきているそうです。

 

今まで新規移民が押し寄せるためにどんな高額物件でも人が入っていたのに、移民抑制策のために新規移民数が10年ぶりに減ったことも関係あるのかもです。

 

移民による人口爆発を予想して、新築高層マンションが建築されまくっていたので。

賃貸派は多少、喜んでおります。

 

 

やっぱり三十半ばからの語学習得は超大変。いくつからでも同じように英語が伸びるはずはない。

 

私も三十代前半だったのですが、ただ、私は日本で英会話テープ(テープ、テープです、ははは)をウォークマンで繰り返し聞いて耳慣らしをしていたし、初めてオーストラリアに二ヶ月の短期語学留学したのは28歳の時でした。

 

せめて20代で英語圏に短い間でも来ておいて良かったな、と思っています。
本当はそのまま二年でも住んでいられれば、格段に今より英語うまかっただろうなと悔やまれるところではありますが…。

 

同じように、三十代前半で留学にきていた女性もいたのですが、彼女もなぜか英語がそこそこ上手なので聞いてみたら、「19歳でハワイに一ヶ月留学した」とのこと。

 

ああ、だから余裕で英語話してるんだね~、と納得しましたよ。

 

英語習得は車の免許取得に似ています。

若いときならあっという間にマスターできるけど、年を取れば取るほど、スローになっていく。お金もかかる。

 

ちなみに若いときって言っても、19歳が限度です。身長の伸びが止まる前に来るのがベスト。

 

今はオンライン英会話などもあるので、余り関係ないかも?ですが。

 

三十代半ばで英語に初挑戦したNさんは、自信がないので喋れないし聞き取れない、と言っていました。

 

それにお子さんがいたので、学校が終わるとすぐ家に帰ってお子さんと毎日日本語で会話。(当時)

 

それでも、難しいといわれるTAFEという州立学校に進学して、その後、永住権を自力取得。(おばさんがいたために年齢点の低さとコースのポイントの低さをカバーできた)

 

成績はいつも非常に良かったそうで、

 

しかし、先生が喋っていることは全く聞き取れなかったそう。(先生がオーストラリア人だと、何を言ってるか聞き取れない、というのは学生さんから良く聞く話)

 

説明されても全然わからないので「能書きはいいから早く黒板に書いて~」といつも思っていたとか。

 

当時、下のお子さんが4歳ぐらいで、よく、

「どうして私達、オーストラリアにいるの?」と言われて罪悪感にさいなまれたと言っていました。

 

そんなお子さんももう、20歳ぐらいになっていますね。

 

いつの間にか、Nさんとは疎遠になってしまい、今どこにいらっしゃるのかわかりません。

日本に帰国されたのかも知れないし、お子さん達をアメリカの大学に進学させたいとおっしゃっていて、アメリカについて行きたいとも漏らされていたので、もしかしたら拠点は日本かアメリカに移られたのではないかな、と思っています。

 

Nさんは、裕福な旦那さんのバックアップがあったので、経済的不自由なく永住権取得まで成功されたわけですが、(と言ってもNさん自身も裕福なおうちの出なんですけど)

 

当時、既婚で子持ちの三十代女性が留学、というのは前代未聞なことだったような気がします。

 

次は、どっちかというとよくある話?かもしれない、三十代半ば独身女性の語学留学についてです。

 

本日もお読みいただき、ありがとうございました!