- 投稿 2018/05/22
- 日記

太古の昔の脳の、危険を察知して逃げるというシステムを未だに引き継いでいる、野獣が襲ってくることのない日常で生きる現代の私達。
未だに脳がネガティブなことに強く反応するのは仕方がないことです。
今回は、マイナス思考を反転させるエクササイズで、幸せを引き寄せる方法についてです。
マイナス思考は脳のくせ。プラス、満足させてくれない社会構造。
人間は、楽しい記憶より辛い経験の方が長く記憶に残ります。これはストレスホルモンが喜びを司るホルモンより強い記憶を生み出す作用があるから。
それでなくても、私達って、常に人と比べられ、競争させられ、劣等感を感じさせられて生きています。
テレビをつければ見目麗しすぎる芸能人が笑っていて、否応なく差を見せ付けられます。
また、コマーシャルで素敵なものを持っていないあなたは大丈夫?とか、この保険に入ってなくて大丈夫?とか、あなたはそのままでは幸せではないんだから、これを買いなさい、と刷り込まれます。
わけもなく焦らされます。
ほうっておくと、いつも、自分はこれでいいんだ、ととても思えない社会システムです。だからと言って、何かを手に入れたところで、その幸せは長く続きませんよね。
それに、もうそういう「何かを買って喜ぶ、安心する」時代でもないと思います。
斎藤一人さんが言う、競争でなく協力の世の中だったらみんなが幸せ
私は一人さんが大好きなのですぐ一人さんの話をもってきてしまうんですが、一人さんは学校で、普段、先生が「みんな仲良く協力しろ」と言ってるくせに、テストで教えあいっこするのはダメというのはおかしい、と。(笑)
実際、テストの回答を教えあいしたり、宿題を教えあいすると、生徒同士はみなものすごく仲良くなって、全員の成績が上がるんだそうです。
本当は、競争でなく、協力しすれば、みんなが幸せになれる。でも、今の世の中はまだそういう天国ではないですよね。
幸せになるのに理由が必要ない理由
実は幸せというのは、固定観念でこういうものが幸せ、と私達は思い込みすぎています。そして、そうでなかったら幸せではない、と思ってしまいますよね。
でも、幸せとは、ある段階に到達すればそこから先はずっと幸せというものではない。幸せというのは、「楽しいと思える」ことが続く状態のこと。
楽しい、幸せだと自分が思えば、他人にそれを証明する必要もないんです。一生懸命、自分が何を獲得したとか自慢する人がいますが、本当に幸せなとき、わざわざ人に言わなくても幸福感は外に溢れ出ます。
そして、小さなことを幸せだ、と思えると、脳は小さな幸せを探し始め、さらに幸せが引き寄せられて幸せになっていく、という面白い仕組みになっています。
ほうっとくと、クセでネガティブばかり探してしまう脳を、ポジティブばかり探す脳に自分で変化させるんですね。
マイナス思考を止め、反転させるエクササイズ
マイナス思考にすぐ陥る理由は、私達は思考が真実を告げていると思い込んでしまうからです。
でも、本当は思考は単にネガティブなものに強く反応しているだけという可能性が大。
マイナス思考をやめるには、思い込みの検証が功を奏します。
マイナス思考を反転させるエクササイズ
1.まず、自分で以下の4つの質問をする
① それは本当に真実なの?
② それが本当に真実だと言い切れる?
③ それを信じている時の自分の反応は?何を感じる?
④ もしそれを信じていなければ、自分はどんな人間になれる?
2.次に、信じていることの逆の考えを口に出して言ってみる
自分の考えと逆のことが起こったら、ということを脳に考えさせるだけで、違う世界を自分で見ることができ、
想像するだけで心身に良い影響を与えることができるんです。
例えば私の場合
1.自分が思い込んでいることに対して4つの質問をしてみる
「私ってもうアラフィフだし年だし、職場でもモノが覚えきれない」
① それ、本当に真実? 「でも、仕事が遅いって言われる」
② 本当に真実と言い切れる? …。「うーん…。主観なだけ?相手が過剰に期待している?プレッシャーかけられてる?」
③ そう信じている時はどう感じる?「いやな感じ。悲しい」
④ 信じなければ、どんな人間になれる?「自信を持って、気後れせず明るく振舞えるかな!」
次に考えを反転させます。
私って覚えることがたくさんある職場で、スムーズにモノを覚えてる。年は関係ないね!
めちゃめちゃポジティブになりました(笑)
というか、それもまた、思い込みだな、と。両方が思い込み、とわかってくすっと笑えます。
マイナス思考を自分で信じなくなり、反転させることがクセになると、ネガティブ思考回路がポジティブ思考回路に書き換わり、脳は楽しいこと、楽観的なことを探すようにスイッチがはいるそうです。
そして、どんどん楽しいことが目に留まるようになっていきます。
これって、例えば、お金を払ってカウンセラーなどにやってもらうことを自分でお金を払わずにやるようなものかもしれません。
それに自分でクセをつければ、もうクセですから、戻ることはないですよね。
よろしかったらぜひ試してみてください。
というわけで、本日もお読みいただき、ありがとうございました!