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- オーストラリア暮らし - 奇天烈シェアハウス - セクハラ

アラフィフのくせに独身で、オーストラリアのシェアハウスに住んでいる筆者です。しかし、ここが奇妙奇天烈。なんせ、オーナーが半裸族をモットーとして夏の間は上着で隠してるものの、下はすっぽんぽん。冬はさすがに穿いてますが。オーナーは一人の日本人シェアメイトが偶然入ってきたのをきっかけに、日本人が大人しくて可愛らしいと、ハーレム化を狙っているのでは、と最近思えてきました。
トラブルメーカーのアラサー女性の巻き起こす珍事に振り回される
住人とオーナー。
何度かこの奇天烈シェアハウスのことは書いているのですが、トラブルメーカー、既婚のAちゃんが、あまりにも嘘吐きで人を陥れようと画策するので、他の住人は戦々恐々としていました。
私のことも裸族オーナーに悪口を吹き込み、追い出そうとしたり。(その理由がまたくだらないんですが)Aちゃんの噓は、なんとなく変だなあ、現実とそぐわない気がするなあ、というところからバレます。
自分の経歴も噓、行っている学校名も噓。学校名まで噓言わなくてもいいのにと思っていたら、学校で先生と怪しい関係になっていたから万一を考えて隠したようです。そういう点が用意周到。
オーナーはAちゃんをメロメロに可愛がっていたので、Aちゃんが急に反抗的態度を取ったことが信じられず(顔を嫌そうにそむけるようになり、話もしなくなった)オロオロし、精神的ショックのあまり、自分の車を玉突き事故。
結果的にAちゃんは、オーナーの家賃値上げ宣言に激怒し、日本に帰国してしまいました。(意味不?)
日本人女性ばかりのシェアハウスなんてどうしたらできるのか、オージーには不思議でしょうがないらしい。
ところでよくよく考えたら、中東系の爺さんがやっているシェアハウスに、もし若いフランス人女性ばかりが住んでいるとしたら、
「一体どうなってるの?」
と普通思いそうですよね。
そもそも日本人って自分達が日本人だからこそ、私達はどこに行っても日本人ばかりという気がしてしまいますが、オーストラリアではそんなに日本人人口が大きいわけではなく、圧倒的に中国人や韓国人の方が多いわけです。
日本語ができるならともかく、どうやって妙齢の(私は違うけど)日本人女性を、中東系のおっさん(裸族オーナーのこと)が集めることができるの?と不思議でしょうがないというのがローカルの人が思うことのようです。
そこで、このシェアハウスについて、オーナーが日本人女性を丸め込んで、セクハラし放題をしているのでは、という憶測がとんだようなのです。
憶測の張本人は、トラブルメーカーのAちゃんが会っていた、ランゲージエクスチェンジのオージー中年男性。
Aちゃんはあることないこと、これまたこの男性に、英語の練習も兼ねて色々話し、(そもそも画策好きな性格)、ローカル中年男性の頭の中で、裸族オーナーはとんでもないセクハラオヤジ化というより、性犯罪者になっていたようです。
ちなみに、裸族オーナーは夏は「モップがけは下半身脱がないとできないから、脱ぐから出て行って。一人でモップがけするから」と言って(しかし上着で隠れています)掃除したり、下ネタジョークを連発するけど、反面、言うことが面白かったり洞察力があるタイプの人。
クセはありますが。
トラブルメーカーのAちゃんのつたない英語の説明だけを聞いて、
「あぶないから、そのシェアハウスは出た方がいい」
というアドバイスを、そのローカル中年男性は、かなり真剣にしていたそう。
しかも、
「君達、そこに住んでいる日本人シェアメイトは、そのオーナーに騙されているし、うまいこと言いくるめられている」と彼は何度も忠告してきたそうです。(又聞きです)
私達からしたら、言いくるめられているのは、嘘吐きな彼女の言うことを鵜呑みにしているあなた様ですと、言ってあげたかったんですね。その時は。
ところが、裸族オーナーは、私達が呆れているのとは対照的に、かなり真剣に反論し、精神的に参っていたようなんです。
どうやら、もしかしてセクハラで訴えられたら身の破滅、と思っていたようで、
オーナー曰く、Aちゃんは、オーナーの下半身裸(上着で隠れているけど)を見ようが、騒ぎもせず、ぼーっと無表情で眺めていた人。
ハグも、嫌がる素振りもなかったし、むしろ喜んでいるぐらいに思っていたようで、
今更、ハグを強要されたと言うなんて、と慌てたようでした。
その時の私は、もちろん、Aちゃんが積極的にハグに応じていたことを、必要なら証言しようと思っていました。
新しいシェアメイト募集の時のオーナーの態度を見て、やっぱりセクハラだったのかもともたげる疑惑。
とりあえずトラブルメーカーちゃんは日本帰国、残されたシェアメイトの我々はほっと一安心。裸族オーナーにはできるだけしょうもない下ネタを言わないように、気づいた時に指導する日々。
それと、裸族と言っても、今は特にこちら冬なので自分の部屋でだけの下半身裸族だし、と思っていたのですが。
新しいシェアメイトを募集するのに、できれば英語スピーカーがいいね、と他の日本人シェアメイトと話していたのですが、まずそれが却下され。
理由は、私達が日本人なので、日本人同士の方が何かと都合がよいだろうと言う話。
確かに、日本人同士で住むと、シェアハウスは清潔に保たれるし、ルールは遵守するし、快適な生活環境が維持できるのは間違いない。
オーナーがそう言うなら、日本人御用達のウエブサイトで募集するか。
と、なぜか私が筆頭となって募集しました。が、応募者はたった三人。そのうちの二人が見に来て、一人がさっさと引越しを決めてくれました。
最後の、内覧希望だった女の子に、もう決まりました、と返事しようとしたら。
オーナー、なぜか「その子も来させろ」と言う。
なんでそんな無駄なことをするのか、何度説得を試みても、
決めてくれた子(仮にEちゃんとすると)が実際に引越しして来るまでは、募集をかけ続けろというのです。
なぜに?
「もしかして、一番早い時期に引越ししてくれる人とか、長く住んでくれそうな人じゃなく、お気に入りの子を選ぼうと思ってるの?」と
ダイレクトに聞きましたが。
返事は「だって、どんな子なのか、興味ないの?会ってみたくない?」
ですと。
出会い系か。
どんな子なのか、こっちは会いたくもないわ。
そもそも、何度も言うが、日本人でなく、英語スピーカー希望だった私(たち)。
そこでやっと、こいつ、こりもせず第二のAちゃんを探しているのか?と思いました。
もしかしたら、セクハラで訴えられるかも?やっぱり裸族オーナーに言いくるめられていたのは私達の方だったのかも。
シェアメイトの一人が言うには、日本に帰ってしまったトラブルメーカーのAちゃんのランゲージ・エクスチェンジの相手のローカル男性が、Aちゃんの言うことを真に受けて、Aちゃんにオーナーを訴えさせようとしているのかも、と。
Aちゃんはもう日本だし、と安心していたら、実は9月には戻ってくる、と捨て台詞を残していったそうなんですね。
普通は戻ってこないでしょ、と、戻ってくると言いつつ戻ってこなかった人を多数知っている、長年在住の私が言っても、
セクハラ裁判をするぞと言えば、公にされたくない場合、示談で大金をせしめることができるはずだ、と言うんですね。
裸族オーナーはああ見えて、頭がよく無駄に教養があり、教職についているんですよ。
セクハラとは全く別の話ですが、法定賃金を守らない日本食レストランを、ローカル男性の彼氏のいるワーホリの日本人の女の子が訴えて、レストランは敗訴、莫大なペナルティを払わされて廃業になったというケースがあります。
オーナーとしては、訴えられるだけで身の破滅、ということのようです。
トラブルメーカーのAちゃんは、非常にお金に困っていたようだったので、ローカル男性をバックにして、そんな博打に出ないとも限らないな、と。
そこで、新しくシェアメイトがやってくることを考えると、私もやっと我に返ったところがあって。
そもそも、ヌーディストを受け入れないおまえの了見が狭いだのなんだの、散々責められてはいましたが、よくよく考えたら、このおっさんの、会話の中の下ネタ占有率がすごいんです。
黙って聞いているとほぼ90パーセントは下ネタ。
初めのうち、ウホホ顔でハグ強要してきたのも事実。
私はいやだったけど、お礼に強要されたため一度ハグして、体が密着した気色悪いものだったので
ぎょーーえーーーー
となって、その後、断固拒否しています。
そもそも、裸族は健康にいいとか散々言ってはいたけど、それをAちゃんが学校などで言いふらしていたり、オーナーの友人にも相談していたことを知った時の慌てぶり。
どう考えても自分の性癖を良いものとみなしてはいなかった証拠としか思えません。
「君達はオーナーに洗脳され、言いくるめられている」と必死にローカル男性に忠告されたのも、あながち大袈裟でもないのかも。
夏になったら、また、当然の権利のように上着で隠れているとはいえ、脱ぎだすのは必至だし、隠れていてもハラハラするし。
なにより、下ネタトークで私達日本人が、本当はいやなんだけど、お愛想で笑ってあげてしまっているのが本当によろしくない。
オーナーはそれでご満悦になっていて、結局、このシェアハウスを、日本人ばかりのハーレムシェアハウスにして、自分は教職を辞め、女の子達と囲まれて暮らしたい、と考えているようです。
やっと、
いいかげんにしろ
と言うときが来た、そんな風に思っております。
新しいシェアメイトのEちゃんが来たら、下ネタ厳禁でいこうと思っています。
結局、この奇天烈シェアハウスのそもそもの元凶、それは
おっさん、アンタか。
とやっと気づいた私。
本人が訴えられても、Aちゃんとの間で実際なにがあったのかは、知るよしもなく。
せいぜい、見守りたいと思います。
今日もお読みいただき、ありがとうございました!