シドニーから手軽な旅行先、ハンターバレーでしばしのんびり。

 

この間、唯一の中国人女友達の住む、ハンターバレーというワイナリーに遊びに行ってきました、アラフィフだけど夢実現に余念のない十七夜夢子です。

 

ハンターバレーはシドニーから車で二時間半の広大なワイナリー地帯。たくさんの日帰りバスツアーも出ていて、大体3-5件ほどのワイナリーを回り、チーズを食べ、チョコレートを食べ、ワインを試飲してしこたま買って買えるというのがお決まりのパターン。でも、ここってオージーにとっては、素敵なカフェやレストランも多いし、風景も素敵だし、で、格好の近場一泊旅行先なんですよね。


ちなみに、私は件の友人の勤めるリゾート施設で二泊…ではなく、友人のシェアハウスに泊めてもらいました。

散歩に行ったらめちゃめちゃ美しい夕焼け…。それまでは気温が40度近く上がり、小さなエアコンのきいた図書室のソファでゴロゴロしていた私。(誰も入ってきませんでした)

そして、夕方になると急に温度が17度?程度まで急降下。この暑くて寒いというのがワイン作りに最適なんだとか。

お散歩に行ったら、野生のカンガルー親子にも会いました。

 

中国では、韓流ドラマも人気だそうで。
で、夜はハンターバレーに住むもう一人の中国人独身女性という、女友達の友達が合流して夕飯を一緒に囲み。彼女達、日本が大好き、日本の俳優大好き、ドラマ大好きで私と話が合いまくる。アラサーなのに、90年代のドラマなども見て良く知っているんです。
ちなみに、中国では、中国ドラマのほか、日本のドラマだけでなく、韓流ドラマも席巻しているそう。

 

若き中国人女性の彼女達には、文化は違うのに、オーストラリアはあまり違和感がないらしい。

 

中国は、海外に住む日本人がアメリカについで多い国。次がオーストラリア。
友人が、ある動画の話を教えてくれたのですが、これは中国在住の日本人ディレクターが、中国在住日本人などに密着したもので、中国在住の人などは知っているかも?俳優の阿部力さんが(彼は日本人とのクォーターらしい)MCをやったりしているそうだ。そこに、なぜ中国に住んでいるのですか?という質問とともに、アラフォー日本人女性が密着されていた。
彼女の答えは、
まさか、こんなに自分らしく生きられる場所があるとは思わなかった」(夢子の又聞き超訳)
どういうことかというと、彼女は今、ネイリストとして自宅で仕事をし、たまに夜になるとダンスなどにでかけて楽しむ毎日を送っているが、日本にいた時には残業残業で、私的な時間が持てなかった。まさか、こんなゆるく生きていける世界がこの世にあるとは思わなかった、ということだった。
彼女の言いたかったことは

1. 日本では自由を楽しむ時間がないほど働きづめだった。
2. 日本では、アラフォーの自分がクラブにダンスに行くなんて、ババアなのにありえなかった
3. 中国人は、好き勝手に生きていて、それが許されている社会で、自分はそこに癒される。

 

という、三つ。
その話を聞きつつ、
「アラフォーだろうが、自宅でネイリストして、夜はダンスに出かけるなんて、オーストラリアでは結構、普通」と思った夢子。

 

しかし話は続く。
「中国は自由だと感じました。その象徴が…」と動画のアラフォー日本人女性があげたのが、
スーパーで鼻歌を歌いながら商品補充するおばちゃんの姿だったそう。

 

日本では、鼻歌を歌いながら仕事なんて、絶対、絶対、許されない。

日本では、商品補充中も、皆、目を合わせないようにしながら「いらっしゃいませ~」を連呼しなければ仕事しているとみなされないというのに。

 

商品補充なんて仕事を、普通のおばちゃんがのんびりマイペースでやってよい国、中国。

なんか、似てるぞ、オーストラリアに。

 

私の中国人の女友達は、「私は日本が大好きだけど、日本人は礼儀正しくて社会全体としてみればものすごく効率的で素晴らしい。でも、それは、生まれてから訓練されたものでしょう。中国では、社会はめちゃくちゃだけど、個人は何を言ってもいいんだよ」と説明した。
「だから、私は、中国は社会的にはアレだけど、個人的には日本人に比べて、とても幸せだと思う」

 

思わず笑ってしまったけど、その後、しみじみしてしまいました。

 

だから、中国人ってオーストラリア人と結構普通にわたりあっているのかも。

中国人は、いやならいやと言うし、言いたいことをガンガンいいまくる。対して日本人は、言っちゃいけないことややっちゃいけないことが多すぎて、オーストラリアで硬直してしまう。
言いたいことを言いたいように言うというのは、オーストラリアの人達は、いいことも悪いことも、日本人が黙って言わないことを普通に言います。褒めるし、けなすし、日本人が言語化できないところ(だって言っちゃいけないことになってるから思考停止してしまう)をとうとうと喋ったりする。それに対して、日本人はうまく受け答えできない。褒められなれてないし、はっきり断られなれてないし。

 

中国人の女友達曰く、「だから、オージーと喋ってて、私はあんまり違和感感じないんだよね~。中国人とオージーは、そういうとこ、似てると思うんだ」

 

疑問が解けた。

中国人の彼女達が、非常にオージーとうまくやっているその理由が。

 

日本人は、英語のせいもあると思うけど、オージーとのやりとりが結構難しくて、唖然とすることも多く、彼氏はできても、それ以外に普通に友人づくりというのはなかなかハードルが高いです。(夢子調べ)
なので、カルチャーショックも大きく、オーストラリアでは!!などと思ってしまうんだけど、なるほど、中国人の彼らには人間として、あまり違和感がないからやり取りもスムーズなんですね。

 

「中国人には、目にあまる場合は普通に注意したらいいよ、知らないだけだから、別に注意されたからって根に持ったりしないし」という日本人向けに貴重なアドバスも、真顔でしてくれました。

 

彼女達はオージーにそれほど違和感がないと言いつつ、それでも中国人仲間の方が好きだそうで、結婚は絶対中国人と、と思っているそう。

 

生き辛い国というのは、そのうち行き詰ってしまうんではないか?と思ってしまう。幸福って、泣いたり笑ったり、自分を自由に表現できるという、ことは絶対、条件としてある。

 

そう思いつつ、日本もそんな風にならないかなあ、と思いを馳せた夜は更けていったのでした。