人と住むということを考える。オーストラリアのシェアハウスで追い出される理由が意外に感情的な件。1

シェアハウスって普段見えない他人の生活や人生が垣間見えてしまう濃い空間だったりします。今回は、色々なシェアハウスを渡り歩いてきた私と、私の友人達の「シェアハウスから追い出されるか、出て行く理由は感情的なものばかり」といういくつかのケースをご紹介します。

 

初めはうまくやっていたのに、シェアメイトが入れ替わり、自分が馴染めなくなる。

 

つくづく、シェアって人間関係だな、と思います。シェアしなければ知らなかった全く別の世界を否応なく見せ付けられたり…。ときに家族以上の強い関わりを好むと好まざるに関わらず、持つことになります。

特に日本人同士でシェアをしているとその傾向が強いです。

 

楽しすぎるシェアだったのに、ヨーロピアンの女子達に追い出された友人のS

 

もう十年以上前の話なのですが、私が学生ビザで永住権を取ろうと奮闘していた頃、同じクラスメイトにSちゃんという当時アラサーの子がいました。彼女はせっかく外国にいるのだからと果敢にオージーのシェアハウスを探しまくり、奇跡的に部屋をゲットできたんです。それも学校から歩いていけるような距離。

 

私もたびたび遊びに行ったんですが、当時はシェアハウスでも家具がないところが多く、自分で家具を買わないといけないことが、オージーとのシェアでは多かったです。
というわけで彼女は頑張って家具も購入。

 

しかし、本当にこのシェアゲットは奇跡でしたよ。

 

そもそも、若いオージーは部屋を借りてくれる人が誰でもよいというわけではなく、自分達と話が合う人、楽しい人、仲良くやっていけるなど、非常に多くの条件を持っていて、ノンネイティブスピーカーと一緒に住んでくれるというのが稀。

 

今でも、ものすごく楽しそうなシェアの広告を見ることがありますが、最後の行に「ノンネイティブはごめんなさい」と書かれていたり、逆に中年のオージーでなんとかシェアメイトをゲットしようとしている人は「ノンネイティブの人、ウエルカム」とわざわざ書いていたりします。

 

そこに触れている時点で、やっぱり英語が不自由な人とは面倒だし、話が合わない、と思っているんだな、ということが垣間見えます。

オージーで留学生と住んでもいいと思うような人は、大体、一人暮らしの年配の人と相場が決まっていた気が。

 

今は住宅事情がさらに悪くなっていて、オージーと住みたければ、非常に高い家賃を払わないといけないので、留学生にはそもそも手が届かないことが多くなりました。

 

そんな中で奇跡の(何度も言ってしまいますが)オージーとのシェア、それも若くてイケてる男子二人とです。もう一人、女子のシェアメイトがいたはずですが何人だったか忘れました。

 

とにかく、男子オージーはいい人たちで、彼女のつたない英語にも結構つきあってくれ、一緒に映画に出かけたり、家飲みをしたり、考えたら結構楽しいシェア生活を送っていたのかな、と思います。いつもではないにしても。

 

それが、新しくヨーロピアンの女の子が二人入ってきて、彼女達がつるむようになり、(その頃オージー男子一人は引越しをしていた)Sちゃんは全くオージー男子も含めた輪の中に入れず、一人で暗く部屋に閉じこもるようになってしまった。この頃はいつも泣いていたそうです。

 

ヨーロピアンの女子達は、英語はうまくないアジアン(日本人の)のSちゃんなんか眼中ではなく、ついにオージー男子から「出て行くほうがよい」と言われて、家を出ざるを得なくなりました。

オージー男子も彼女のことが嫌だったわけではなく同情的だったそうですが。

 

家の中の全員がそこそこハッピーに住まなければならない」というのが信条のようで、現実的な選択肢だったんですよね。

 

「家の中の全員がそこそこハッピーに住まなければならない」というのは、オージーのナイスミドル・ゲイとシェアしていた時に私も言われた言葉です。

 

その時に、オージーってフェアな人たちなんだな、と感銘を受けたんですね。

 

彼女はその後、別の自分の好きな街に移って、そこでもやっぱりそこそこイケメンのオージーとのシェアをゲットしていて、なかなか普通の日本人ができないようなことを果敢にしていたな、と思います。

 

それでも当時の彼女の悲しみはすさまじく、(まだ考えたらアラサー程度で若かったし)
やっぱり英語ができないとダメだ、とか色々言っていました。彼女は白人文化にとても傾倒していたので、ヨーロピアン女子の冷たい態度も堪えたようでした。

 

私にはどちらかというと、英語学校などで、ヨーロピアン女子ってアジアン女子なんか目じゃない感満載だし、自分第一の自己中ぽく映っていたので、さもありなん、と思っていました。

 

確かに彼女の英語力はイマイチだったかもしれないけど、英語だけではなかったよな、と思っています。

 

では、オージーではなく、ノンネイティブの外国人と住めばいいのか?というと。

 

次は、やっぱり異文化の軋轢?でシェアハウスを出て行かざるを得なくなった私の話です。